大阪電気通信大学

3D造形加工によるトリックアート彫刻

作品概要

この作品は、blenderを使用して3DCGのデータを制作をして、ゼミ室にある3Dプリンターで何度か予想通りの見た目になるかテストした後、3D造形センターに依頼して3Dプリンターを使った作品です。見る角度によって見えてくるものが変わって見えるように、前から見るとカメ、横から見るとウサギが浮かび上がる作品を制作しました。

制作目的

私はこの大学に入学してから、スマホやパソコンなどのデバイスを使って鑑賞ができる作品を制作してきました。しかし、そのデバイスから見る平面的な鑑賞だけでなく、自らの体を動かし、見る角度を変えて、立体的な鑑賞をすることも大事なのではないかと感じ、この作品を制作しました。

作業工程

  1. 3DCGソフト「blender」を使用し、3DCGのデータを制作
  2. 制作したデータをチェックする為、3Dプリンターで出力
  3. 問題のあったデータの箇所を修正
  4. 3D造形先端加工センターに依頼して、本番のプリントをする

1.3DCGソフト「blender」を使用して、3DCGのデータを制作

描いた絵を参考に、カーブのオブジェクトを平面に並べる
細かな線だけでできたウサギとカメ
バラバラにして前と横から見ても形が崩れないよ
うにオブジェクトを配置
見た目を崩さないようにオブジェクト同士を結合

2.制作したデータをチェックする為、3Dプリンターで出力

出力した試作品のサポートをはがし、色を塗る

全体を支えるサポート(土台)と強度を確認して、データの修正作業に移る

3.問題のあったデータの箇所を修正

土台の制作及び重力に耐えられなかった部分の強化

再度出力

まだ強度に問題があったり、見栄えが良くないところがあり再度データ修正を行う

最終的な形が決定

4.3D造形先端加工センターに依頼して本番のプリントをする

綺麗に制作して頂きました

下塗りのプライマーで上地を塗布しやすくする

作者プロフィール

土川颯大

総合情報学部ゲーム&メディア学科

ナガタ映像研究室

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