制作の背景
大学生の時に運動不足を実感して運動を始めようと調べていくうちに、世界の人口の約18%にもあたる14億人以上の成人が運動不足になっていることを知りました。
性別ごとに見ると男性では4人に1人、女性では3人に1人の割合で運動が足りていないということがわかりました。調査の結果、日本では約3人に1人の成人が運動不足だという状況も明らかになりました。
また、運動をすることで、学力や認知能力にも良い影響を与えることがわかりました。
運動のあまり知られていない効果を知ることで運動を始めるきっかけになってほしいと思いこの制作を始めました。 運動することで体内に作られる物質が体にどういった影響を与えるのかモーショングラフィックを使って、視覚的に理解してもらうため動画を制作しました。
制作の内容
モーショングラフィックは、テキスト、イメージ、アニメーションなどの要素を組み合わせて、動画やアニメーションを制作するデザイン分野の一つです。視覚的な要素を駆使して情報やストーリーを伝える手法で、使うことを決めた理由は、グラフィックやアニメーションを使って重要なポイントを強調することができ、視聴者の注目を集めるのに効果的だからです。
今回は、図やグラフで自分の伝えたいことを表すためにAdobe AfterEffectsを使って一から作りました。他にも、話の区切りや強調したい図などにエフェクトをつけたりして説明をわかりやすくする工夫をしました。
動画では主にグラフや図を使って運動することで起こる効果を説明しました。
他にもアメリカの高校で実施された「0時限体育」の事例も紹介して実際に効果があったということを伝えました。
成果
この動画は、運動のあまり知られていない効果をAdobe AfterEffectsで作ったグラフやイラストによって、視覚的に理解して運動を始めるきっかけとなる動画として作ることができました。
また、四條畷キャンパスで測定したデータも載せているので、四條畷キャンパスを利用していてあまり動いていない学生には運動できる環境と方法が説明されている良い情報となっています。
参考資料
令和4年度「スポーツの実施状況等に関する世論調査」 の結果について
(20歳以上のスポーツ実施率の推移)
「筋トレは脳を賢くする可能性がある」石井直方・東大教授の筋トレ談義2019年1月18日
(文・中野 慧 撮影:逢坂 聡)
「脳を鍛えるには運動しかない! 最新科学でわかった脳細胞の増やし方」
ジョン J. レイティ著、NHK出版、2009年
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