大阪電気通信大学

サイコロを使わない双六

 モノポリーをベースにサイコロで移動する要素を取り除き、何マス進むか自分で選択できます。プレイヤーはカードを4枚手札として所持し、カードを出す事で記載された数字分移動できます。また、踏んだマスにカードを置く事で、カードの効果をマスに付与できます。例えば、100Gと書かれたカードがあるマスはカードを置いた人に踏んだ人が100G渡すマスに変化します。イベントやマスを踏ませてお金を稼ぎ、目標金額に達成した人が勝ちとなります。

制作意図 双六という運の要素が強いゲームからサイコロだけで決まるのではなく、自分で行動を選択できる余地を持たせてみたかった。

内容物

このゲームで使用する物の一覧で、上から移動・マスカード(黒カード)、イベントカード(白カード)、白い方が所有者マーカー、赤い方がプレイヤーのコマ、金の方が100G、銀の方が50Gのコイン、次の画像の物が盤面カードになっています。

盤面カードには切り込みが入っており、このように自由な形につなげることができます。

黒カードはこの8枚×1~6の48枚、白カードは12枚です。

50G+はマスにおけるカードを一枚増やします。

×2はマスの最終的な金額を2倍にします。(50×2+100=300,×2×2+100=400)

イベントはマスを踏んだ際にイベントカードを引けます

ルール説明

初めにジャンケンで行動順とコマを決め、盤面を組み合わせて作った後、スタート位置と進む方向を決めます。

最初に金貨10枚(1000G)を持った状態でスタートし、最初に金貨20枚(2000G)か、誰かのコインが全てなくなった段階で一番コインを所有しているプレイヤーの勝利となります。

次に行動順が3番目のプレイヤーは1枚、4番目のプレイヤーは2枚まで手札を捨ててから

引き直します。その後各プレイヤーは一枚ずつ好きな場所にイベントマスを置きます。

○のコマ視点で説明を行います。

各プレイヤーは黒カードを手札として4枚持ち、ターンの最初に移動を行います。

手札を一枚捨て、右の数字の分だけ移動します。その後1枚引き、手札を4枚にします。

捨てたカードは黒カードの山札の横に表側にしてまとめます。山札がなくなればそれらを混ぜ直し、山札とします。

この画像はそこまで行った物です。

止まったマスにカードが置かれていない場合、そのマスにカードを置くことができます。所有者マーカーをプレイヤーの図形に合わせてマスに置き、手札を一枚止まったマスに置いて、もう一度カードを一枚引き、手札を4枚にします。

止まったマスを自分が所有していた場合も同じように手札を一枚止まったマスに置いて、もう一度カードを一枚引き、手札を4枚にします。

白色のイベントカードを踏んでもカードを置くことはできません。

一つのマスにおけるカードの上限は3枚までですが、50G+と書かれたカードを置いた場合、このカードを置いた分だけ上限を増やすことができます。画像のものはもう一度このマスを踏めばさらに追加で一枚置くことができます。

白のイベントマスか自分が所有している黒のイベントマスを踏んだ場合、白カードを引きます。

イベントカードの内容は行わなくても大丈夫です。ただし、引いたものは白カードの横に置き、

白カードの山札がなくなった際に混ぜ直し、山札とします。

自分が所有している黒のイベントマスの場合はカードを置くこともできます。

他の所有者のイベントマスを踏んでもイベントカードを引くことはできません。

このようにマスを所有し、強化したものに相手を踏ませ、コインを集めます。

作者プロフィール

杉本 幸弥

ゲーム&メディア学科 コンセプトデザイン研究室 所属

コメント


吉岡健斗2024-02-20T00:33:05

カードを使う事で、手順が分かりやすく間違えにくくなっていて、とても良いと感じました。
また双六の盤面も組み合わせが自由で、プレイヤーに飽きさせない工夫がされていると感じました。

杉本 幸弥2024-02-20T10:16:42

コメントありがとうございます。
繰り返し遊ぶ際に少しでも異なる体験ができたらいいなと考えていました。

Daniel2024-02-19T06:02:05

I think it is very cool how the players are able to change the shape of the board.

杉本 幸弥2024-02-20T10:19:24

Thanks for the comment!
If I had more time, I would have liked to have an even more free form board.

Laura2024-02-18T16:16:19

another kind of Monopoly,very interesting,hope it becomes popular.

杉本 幸弥2024-02-18T19:56:44

Thanks for the comment!
This site says Monopoly, but it is specifically based on a game called Itadaki Street. (That game is also based on Monopoly...)

上野隼也2024-02-15T23:28:55

双六とはサイコロを転がすものというイメージをなくした面白いゲームだと思った。選択肢がある双六なんて新鮮で面白そうだと思った。

杉本 幸弥2024-02-18T19:50:19

コメントありがとうございます。
新鮮さも一つのコンセプトとして考えていたので、そう思っていただけてよかったです。

奥田馨2024-02-12T17:05:45

双六と言えばサイコロを使って遊ぶゲームだとイメージしていたけれど盤面を組み合わせるなど新たな要素があることで面白いと思いました。

杉本 幸弥2024-02-13T02:10:28

コメントありがとうございます。
盤面を組み合わせるというアイデアは持ち運び版の人生ゲームから思いつきました。

川西幹弥2024-02-11T16:29:42

サイコロを振らないことにより自分の意志でとれる行動の幅が広がり、戦略性が増したゲームだと感じました。

杉本 幸弥2024-02-13T02:07:57

コメントありがとうございます。
プレイヤーの意志を尊重できるものを目指しました。

神子柴典太2024-02-11T14:45:26

双六の盤面が自由に組めるというかなり自由度の高いゲームで、楽しめそうだなと感じました。

杉本 幸弥2024-02-13T01:54:53

コメントありがとうございます。
より多くの盤面のカードを作りたかったです。

三星輝2024-02-11T14:44:21

自分が何マス進むかをカードで選択していくことで、サイコロやルーレットを使ったすごろくに比べて、運の要素が抑えられ、より戦略性に特化したゲームになっていると感じました。

杉本 幸弥2024-02-13T01:53:04

コメントありがとうございます。
次のターンのことを考えられるように制作しました。

川原麻希2024-02-10T21:32:04

選択次第で状況が変わるという自由度が面白く感じました。盤面をカードにして組み替えて遊ぶことができるという点は普通の双六にはなく良いなと思いました。

杉本 幸弥2024-02-11T06:14:41

コメントありがとうございます。
プレイ時間に応じて盤面の大きさを変えたりできるようにしたかったです

山田玲菜2024-02-10T19:37:58

自由度が高そうで思考力も試されそうなゲームだと思いました。プレイ映像もあったらゲームへの理解が深められそうだなと思いました。

杉本 幸弥2024-02-11T06:49:14

コメントありがとうございます。
画像のほうが段階的に説明できるかと思いましたが、映像のほうが良かったかもしれませんね。

宮川 崚2024-02-10T19:29:14

自分の選択で決まることがあり、運だけではないという所に面白さを感じました。

杉本 幸弥2024-02-11T06:51:29

コメントありがとうございます。
選択肢を増やすことを重点的に考えました。